惜命(読み)シャクミョウ

デジタル大辞泉 「惜命」の意味・読み・例文・類語

しゃくみょう〔シヤクミヤウ〕【惜命】

石田波郷の俳句集。昭和25年(1950)刊行自身結核の闘病生活を題材にしている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の惜命の言及

【石田波郷】より

…第2次大戦中は俳句固有の方法と格調を元禄俳句に探り,古典と競う俳句一途の決意を深めた。戦後,46年の《現代俳句》の創刊,47年には現代俳句協会の創立など,俳壇の再建に尽力する一方,焦土俳句を経て闘病俳句の絶唱《惜命(しやくみよう)》(1950)を得た。爾来,病苦を乗り越え人生の日々を静かに凝視した句境を格調正しい表現によって詠みつづけたが,69年肺結核で病没した。…

※「惜命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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