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想定事故 そうていじこ

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知恵蔵2015の解説

想定事故

原子炉施設の安全性を評価するときに想定する事故で2種類ある。1つは、工学的に考えて最悪の場合に起こり得る重大事故。もう1つは、重大事故で働くはずの安全防護施設のうちいくつかが作動せず、大量の放射性物質が放出されるような仮想事故加圧水型炉の仮想事故には、蒸気発生器の細管が破損して一次冷却水が二次冷却系に流れ込み、放射性物質が大気中に大量放出されるようなケース沸騰水型炉では主蒸気管が格納容器の外側で破損し、大量漏洩につながる事故。立地指針では、重大事故時に放射線障害を与える可能性がある範囲は非居住地域(実際には原発敷地内)で、仮想事故時に著しい放射線障害を与える範囲は低人口地帯でなければならない、としている。緊急炉心冷却装置(ECCS)が働かなかったり、重大な人為ミスがあれば、炉心が空焚(からだ)きになる。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故は設計時の想定を超えたもので、過酷事故(シビアアクシデント)と呼ばれる

(渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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