チェルノブイリ原発事故

共同通信ニュース用語解説 「チェルノブイリ原発事故」の解説

チェルノブイリ原発事故

旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発4号機で1986年4月26日に発生。試験運転中に爆発し建屋破壊核燃料炉心溶融(メルトダウン)が起き、大量の放射性物質が欧州の広い範囲を汚染した。消火に当たるなどした数十人が急性放射線障害死亡、数十万人が移住を強いられた。ウクライナ、ベラルーシロシアで事故時18歳以下だった約2万人が甲状腺がんを発症したとのデータもある。事故の深刻度を示す国際尺度は東京電力福島第1原発事故と同じ最悪の「レベル7」。ウクライナを昨年2月に侵攻したロシア軍が1カ月以上、原発を占領した。

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