愁心(読み)しゅうしん

精選版 日本国語大辞典 「愁心」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しんシウ‥【愁心】

  1. 〘 名詞 〙 つらくてなやましい心。悲しい気持。
    1. [初出の実例]「笑臉飛花映、愁心燭処煎」(出典:懐風藻(751)七夕〈百済和麻呂〉)
    2. 「彼れ端しなくアリスに別れ、愁心(シュウシン)依々として鬱情を漏すに由なかりしも」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四七)
    3. [その他の文献]〔墨子‐所染〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「愁心」の読み・字形・画数・意味

【愁心】しゆう(しう)しん

愁いの心。唐・李白王昌齢の竜標の尉に左遷せらるるを聞く~〕詩 我(われ)愁心を將(もつ)てに與ふ 風に隨つて直ちに至れ、夜の西

字通「愁」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android