意識清明期(読み)いしきせいめいき(その他表記)lucid interval

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「意識清明期」の意味・わかりやすい解説

意識清明期
いしきせいめいき
lucid interval

頭部外傷直後意識障害があり,いったん回復するが,数時間ないし十数時間を経て,再び意識障害に陥ることがある。またときには,受傷直後は正常の意識状態で,数時間ないし十数時間後に次第に意識が混濁してくることもある。このような場合,意識が正常の期間を意識清明期という。たとえば硬膜外血腫では,受傷直後に脳振盪 (のうしんとう) により,のちに血腫によって脳が圧迫されて,それぞれ意識障害を起すが,その間に明らかな意識清明期を示す例が 70%以上ある。意識清明期があるということは,脳,特に脳幹部の直接損傷がある程度軽いことを意味する。

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