愚を守る(読み)ぐをまもる

精選版 日本国語大辞典 「愚を守る」の意味・読み・例文・類語

ぐ【愚】 を 守(まも)

  1. ( 「荀子‐宥坐」の「孔子曰、聰明聖知、守之以愚。功被天下、守之以譲」による ) 知性の働きを表面にあらわさない態度をもちつづける。おろかを装う。
    1. [初出の実例]「これ徳を隠し、愚を守るにはあらず」(出典:徒然草(1331頃)三八)
    2. [その他の文献]〔崔瑗‐座右銘〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例