愛姫(読み)あいき

精選版 日本国語大辞典 「愛姫」の意味・読み・例文・類語

あい‐き【愛姫】

  1. 寵愛する女性
    1. [初出の実例]「紫の上に亜ぐ愛姫とするのである」(出典:女面(1958)〈円地文子〉一)

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朝日日本歴史人物事典 「愛姫」の解説

愛姫

没年:承応2(1653)
生年:永禄12(1569)
安土桃山・江戸時代前期の武家の女性。伊達政宗の妻。陸奥国三春城(福島県田村郡)城主田村清顕の娘。清顕は,母が伊達氏,妻が相馬氏の出であったことから両者抗争の調停を行っていたが,天正7(1579)年,愛姫の婚姻により伊達氏との盟約を強化した。同14年,清顕の死後田村家に内紛が起こり,伊達家に従属。愛姫は嫡子忠宗のほか,松平忠輝の妻となる長女五郎八姫,宗綱,竹松丸を出産,同18年から人質として大坂に居住した。同年豊臣秀吉の正妻北政所の側近孝蔵主は愛姫の消息を,上さま(秀吉)や北政所さまも御ねんごろにしておられるので安心されるように,と政宗に伝えている。寛永13(1636)年に政宗と死別し,陽徳院と号した。墓所は仙台松島の陽徳院にある。

(西村圭子)

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普及版 字通 「愛姫」の読み・字形・画数・意味

【愛姫】あいき

姫。

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