愛徳(読み)あいとく(その他表記)caritas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「愛徳」の意味・わかりやすい解説

愛徳
あいとく
caritas

カトリック神学で三対神徳 (信徳,望徳,愛徳) の一つとされるもの。新約聖書のなかにあるギリシア語の agapēの翻訳であるが,カトリック神学の概念としては,神の愛が人間に与えられるのに呼応した,神に対する人間の愛をいう。アウグスチヌスは,愛徳を人間を神へと統合させる徳とし,中世神学者,特にトマス・アクィナスは,愛徳を他のすべての徳の基礎であり根拠であるとした。

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世界大百科事典(旧版)内の愛徳の言及

【カリタス】より

…愛,神愛,愛徳などと訳す。〈神は愛である〉という信仰宣言のなかにキリスト教のすべてがふくまれているともいえるが,その〈愛〉(ギリシア語でアガペーagapē)のラテン語訳がカリタスである。…

※「愛徳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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