感吟(読み)カンギン

デジタル大辞泉 「感吟」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぎん【感吟】

[名](スル)
物事に感動して詩歌を作ること。また、その詩歌。
よい詩歌に感動して、それを口ずさむこと。
すぐれた詩歌・俳句。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「感吟」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぎん【感吟】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事に感じ入って詩歌を作ること。また、その詩歌。
    1. [初出の実例]「面々感吟窮屈之間、百韻不終無念也」(出典看聞御記‐応永三二年(1425)七月七日)
  3. 感嘆すべきすぐれた詩歌。とくに俳諧で秀逸な句。
    1. [初出の実例]「其節秀逸両句感吟」(出典:益光宛芭蕉書簡‐元祿元年(1688)一二月三日)
  4. 人の作ったすぐれた詩歌に感心して、吟誦すること。
    1. [初出の実例]「旧臘之雪の句御書伝(かきつたへ)、感吟致候」(出典:此筋・千川宛芭蕉書簡‐元祿三年(1690)四月一〇日)

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