普及版 字通 「愡」の読み・字形・画数・意味
14画
(異体字)愡
12画
[字訓] きそう
[字形] 形声
声符は(そう)。〔抱朴子、自叙〕に「官府のに恫す」とあって、出進の途を競い争うことをいう。得ようと思っても、容易にえがたい意がある。また多忙なことを(こうそう)という。愡は俗字。声を怱・に作る例が多い。
[訓義]
1. きそう、きそいあらそう、えがたいものをあらそう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕愡悴 サハガシ
[語系]
tzong、爭(争)・諍tzhngは声近く、には意をえずして競い争う意がある。
[熟語]
惺▶・悴▶・恫▶
[下接語]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報