自叙(読み)ジジョ

精選版 日本国語大辞典 「自叙」の意味・読み・例文・類語

じ‐じょ【自叙】

  1. 〘 名詞 〙 自分で自分のことを述べ記すこと。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「索語、提綱、自叙、拈提、白槌等。事終畢」(出典:新札往来(1367)下)
    2. 「その情熱の無いものが、奈何に自叙に適せないかといふことは」(出典:ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「自叙」の読み・字形・画数・意味

【自叙】じじよ

自らのべしるす。〔隋書儒林、劉伝〕人司馬相如・揚子雲(雄)・馬季長(融)・(玄)、皆自ら風(ふうき)を敍(の)べ、を來に傳ふ。余豈に敢て均(ひと)しからんことを先に仰ぎ、笑を從昆に貽(のこ)さんや。

字通「自」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android