慈悲の友会(読み)じひのともかい(その他表記)Ordo Hospitalarius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「慈悲の友会」の意味・わかりやすい解説

慈悲の友会
じひのともかい
Ordo Hospitalarius

病人看護,救貧を主要任務とする修道会の一般的名称。ドイツ語では Warmherzige Brüder (Schwestern)という。西ヨーロッパ諸都市の病院設立はイスラム諸国より遅れ,11世紀末までかかり,その多くは宗教団体の経営であった。 11世紀末フランスのドーフィネ地方の貴族ガストンが,貧者の保護聖人アントニウスの名を取って創立した修道会は,各地に広まり,1301年には教皇認可によるアウグスチヌス戒律の修道会となった。ほかに中世の代表的な会には聖霊会,ヨハネ騎士修道会,聖女カタリナ会,ベギン会などがあり,個人としてはハンガリーの聖エリザベトらがいるが,彼らは救癩活動などにより医学の進歩に貢献した。ルネサンス以後の代表的な会としては,神の聖ヨハネ病院修士会,カミロ会慈悲の友童貞会ラザリスト会,聖カルロ・ボロメオ献身会などがある。

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