慈悲万行(読み)じひまんぎょう

精選版 日本国語大辞典 「慈悲万行」の意味・読み・例文・類語

じひ‐まんぎょう ‥マンギャウ【慈悲万行】

[1] 〘名〙 仏語慈悲の心に住して行なうさまざまな修行。また、慈悲の心による一切の行為
※歌舞伎・天満宮菜種御供(1777)二「慈悲万行の世の中にも、現在産みの子を捨てる邪見の母が身の上にも」
[2] 春日明神の菩薩号、慈悲万行菩薩のこと。
謡曲野守(1435頃)「有難や慈悲万行の春の色 三笠の山にのどかにて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android