憤悱(読み)ふんぴ

精選版 日本国語大辞典 「憤悱」の意味・読み・例文・類語

ふん‐ぴ【憤悱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「論語‐述而」に見える孔子言葉「不憤不啓、不悱不発」による語。「悱」は、口に出して言おうとしてもなかなか言えないの意 ) 気持だけは奮い立っているが、実行するきっかけをなかなかつかめないでいること。口に出さないで、心中いきどおること。
    1. [初出の実例]「是日、府君以三会事、与太清及士仏話、不憤悱」(出典空華日用工夫略集‐永徳三年(1383)五月八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android