憤悱(読み)ふんぴ

精選版 日本国語大辞典 「憤悱」の意味・読み・例文・類語

ふん‐ぴ【憤悱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「論語‐述而」に見える孔子言葉「不憤不啓、不悱不発」による語。「悱」は、口に出して言おうとしてもなかなか言えないの意 ) 気持だけは奮い立っているが、実行するきっかけをなかなかつかめないでいること。口に出さないで、心中いきどおること。
    1. [初出の実例]「是日、府君以三会事、与太清及士仏話、不憤悱」(出典空華日用工夫略集‐永徳三年(1383)五月八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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