懇念(読み)こんねん

精選版 日本国語大辞典 「懇念」の意味・読み・例文・類語

こん‐ねん【懇念】

  1. 〘 名詞 〙 心をこめて念ずること。また、その思い。懇切な心。
    1. [初出の実例]「抽存日之懇念、資来世之菩提而已」(出典江都督納言願文集(平安後)五・紀氏修善)
    2. 「孤嶋の幽祠に詣で、瑞籬の下に明恩を仰ぎ、懇念を凝して汗をながし、宝宮のうちに霊託を垂る」(出典:平家物語(13C前)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む