普及版 字通 「懋」の読み・字形・画数・意味
懋
17画
[字訓] つとめる・さかん・うるわしい
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は楙(ぼう)。〔説文〕十下に「むるなり」という。金文の〔卯(ぼうき)〕に「余(われ)、懋(つと)めて先公の官を(あ)ぐ」とあり、また人名に伯懋父(はくぼうほ)の名がみえ、古くから用いられている字である。楙に茂盛の意がある。
[訓義]
1. つとめる。
2. さかん、すぐれる。
3. うるわしい。
4. 貿と通じ、かえる、うつす。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕懋 モシ・ワカス・ヨミス・ツトム・コハシ・ヨロコブ 〔字鏡集〕懋 ヨロコブ・ヨミス・サカリ・モシ・コハシ・ツトム
[熟語]
懋易▶・懋戒▶・懋学▶・懋規▶・懋勲▶・懋功▶・懋成▶・懋績▶・懋遷▶・懋著▶・懋典▶・懋懋▶・懋力▶
[下接語]
勤懋・長懋・徳懋・明懋
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報