懐かしげ(読み)なつかしげ

精選版 日本国語大辞典 「懐かしげ」の意味・読み・例文・類語

なつかし‐げ【懐げ】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 形容詞「なつかしい」の語幹接尾語「げ」の付いたもの )
  2. 心がひかれて慕わしく思っているさま。また、そう感じさせるような物や人のさま。
    1. [初出の実例]「げすどん、あしげなる柚や梨やなどを、なつかしげにもたりてくひなどするも、あはれにみゆ」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)
  3. 過去の事を思い出したり、久しぶりに会ったりしてうれしく感じているさま。
    1. [初出の実例]「ヲトヲト ノ Benjamin ニ イト natçucaxigueni(ナツカシゲニ) イダキツキ」(出典サントスの御作業の内抜書(1591)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む