懐中笠(読み)かいちゅうがさ

精選版 日本国語大辞典 「懐中笠」の意味・読み・例文・類語

かいちゅう‐がさクヮイチュウ‥【懐中笠】

  1. 〘 名詞 〙 和紙に渋をぬり檜扇(ひおうぎ)型にたたみこんでふところや袖にしまえるように作った笠。天地に紐を通して、かぶるときには下をひろげて用いる。
    1. [初出の実例]「懐中がさ、畳みて袖へ入る。俄雨の時用ふ。享保比出る」(出典:随筆・我衣(1825))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android