デジタル大辞泉 「懸想ず」の意味・読み・例文・類語 けそう・ず〔ケサウず〕【懸想ず】 [動サ変]思いをかける。恋い慕う。「年頃―・じ給へる人の太秦うづまさに日頃籠り給へるに」〈狭衣・一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「懸想ず」の意味・読み・例文・類語 けしょう‐・ずケシャウ‥【懸想】 〘 他動詞 サ行変 〙 =けそうず(懸想)[初出の実例]「大弐のむすめののぼりたるを、けしゃうずるといひなされん世のきこえもびんなく」(出典:浜松中納言物語(11C中)三) けそう‐・ずケサウ‥【懸想】 〘 他動詞 サ行変 〙 恋いしたう。思いをかける。恋慕する。けしょうず。[初出の実例]「けさうじける女のもとに、ひじきもといふ物をやるとて」(出典:伊勢物語(10C前)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例