懸武者(読み)かけむしゃ

精選版 日本国語大辞典 「懸武者」の意味・読み・例文・類語

かけ‐むしゃ【懸武者】

〘名〙 計略もなく、ただ敵に向かって突進する武者。勇猛で敵に向かっていちずに突きかかる武者。かかりむしゃ。
太平記(14C後)九「大高に詞を懸けられて、元来たまらぬ懸(カケ)武者なれば、なじかは少しもためらうべき」

かかり‐むしゃ【懸武者】

※別所長治記(1580‐92頃)「平山合戦〈略〉秀吉元来無思慮懸り武者と聞く」

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