大高(読み)オオタカ

デジタル大辞泉 「大高」の意味・読み・例文・類語

おお‐たか〔おほ‐〕【大高】

大高檀紙だんし」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「大高」の意味・読み・例文・類語

おお‐たかおほ‥【大高・大鷹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. おおたかだんし(大高檀紙)」の略。
    1. [初出の実例]「おちの人は大高に、お菓子さまざま、ぶんかうにもり入」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)道中双六)
    2. 「大高(オホタカ)鼻緒にせし紙の名なれば」(出典:寄笑新聞(1875)〈梅亭金鵞〉九号)
  3. 嘉永一八四八‐五四)ごろ、檀紙を用いて塗り革に擬して作った鼻緒。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

おおたかおほたか【大高】

  1. 姓氏一つ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「大高」の意味・わかりやすい解説

大高
おおだか

名古屋緑区南西部の地区。旧大高町。戦国時代は今川勢の出城(でじろ)大高城があった。桶狭間(おけはざま)の戦い後は廃城。その跡へ尾張(おわり)藩志水(しみず)氏の館(やかた)ができた。城跡は国指定史跡。大高緑地は面積121.2ヘクタール、県営の大公園で名古屋市の緑地計画の基幹公園である。JR東海道本線の大高駅、名古屋高速道路大高線と名四国道が接続する知多半島道路の大高インターチェンジがある。

[伊藤郷平]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大高」の意味・わかりやすい解説

大高
おおだか

愛知県名古屋市緑区の一部。 1894年町制施行し,1964年に緑区に編入。戦国時代には,今川領の西端をなす出城の大高城があったところで,東方織田信長今川義元の桶狭間古戦場がある。西は東海市の臨海工業地域に接し,緑に富む丘陵地は急激に住宅開発が進められた。また面積 1km2に及ぶ広大な都市公園の大高緑地公園が造成され,交通公園,児童遊園地,野球場,芝生広場,プールなどがあって市民の憩いの場となっている。有松しぼり,鳴海しぼりなどの伝統的な染物産地

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