成戸村(読み)なりとむら

日本歴史地名大系 「成戸村」の解説

成戸村
なりとむら

[現在地名]海津町成戸

福一色ふくいしき村の東、長良川右岸に立地。当地の真宗大谷派報土ほうど寺は「天文日記」天文五年(一五三六)一月八日条などにみえるが、同一〇年九月一三日条には尾張報土寺とある。天正一一年(一五八三)九月一日の吉村氏吉宛織田信雄宛行状(吉村文書)に一四ヵ所三千貫余の一として「なると」とあり、同一四年七月二三日には「なるとの郷」七二〇貫七〇〇文などがあらためて氏吉に宛行われている(「織田信雄黒印知行目録」吉村文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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