成瀬正勝(読み)ナルセ マサカツ

20世紀日本人名事典 「成瀬正勝」の解説

成瀬 正勝
ナルセ マサカツ

昭和期の文芸評論家,近代文学研究家 元・成蹊大学教授



生年
明治39(1906)年2月25日

没年
昭和48(1973)年11月17日

出生地
東京・麴町

別名
別名=雅川 滉(ツネカワ ヒロシ)

学歴〔年〕
東京帝国大学国文科〔昭和4年〕卒

経歴
一高時代、東大時代に第9・10次「新思潮同人として活躍。雅川滉筆名で新興芸術派グループに参加し、新進評論家としての地位を確立する。近代文学研究家としても活躍し、昭和11年「明治文学管見」を刊行。東洋大、東大、成蹊大教授などを歴任し「森鷗外覚書」「樋口一葉」などの近代文学に関する幅広い著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「成瀬正勝」の解説

成瀬正勝 なるせ-まさかつ

1906-1973 昭和時代の評論家,近代文学研究者。
明治39年2月25日生まれ。第9・第10次「新思潮」,「文芸都市」などの同人。昭和5年新興芸術派倶楽部(クラブ)に参加,「芸術派宣言」を発表した。日大,東洋大,東大,成蹊大の教授をつとめた。昭和48年11月17日死去。67歳。東京出身。東京帝大卒。筆名は雅川滉(つねかわ-ひろし)。著作に「明治文学管見」「森鴎外(おうがい)覚書」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android