成相寺道(読み)なりあいじみち

日本歴史地名大系 「成相寺道」の解説

成相寺道
なりあいじみち

西国三十三所観音霊場二八番札所の成相寺への参詣道である。府中ふちゆう地区の各所から通じているが、最も多く用いられたのが中野なかのから登る本坂ほんさか道であったと思われる。永禄一三年(一五七〇)七月のこととして連歌師里村紹巴は「天橋立紀行」に、「けふは又成相寺へあがりて、夕月夜待つゝ十八町府中よりのぼりて嶺山殿よりの宿坊に入て」と記すが、現在も本坂一八町と称するのでこの道であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む