成竹村(読み)なるたけむら

日本歴史地名大系 「成竹村」の解説

成竹村
なるたけむら

[現在地名]那珂川町成竹

南面里なめり村の南、那珂川上流左岸にある。村名の由来は滝があったことから鳴滝と付けられ、のちに誤って成竹と書いたことによるという。近世初期には成竹・市瀬いちのせ不入道ふにゆうどう埋金うめがねの四ヵ村は南畑みなみはた村に含まれ、四ヶ畑とも称した(続風土記)。小早川時代の指出前之帳では南畑村の田三九町七反余(分米四八五石余)・畠三町五反余(分大豆二四石余)。慶長石高帳に成竹村とあり、慶長七年(一六〇二)の検地高は二〇三石余。元禄五年(一六九二)には高二〇九石余、家数三四・社二、人数一八五(田圃志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android