日本歴史地名大系 「紫郡」の解説 紫郡ちくしぐん 面積:七四・九九平方キロ那珂川(なかがわ)町明治二九年(一八九六)那珂(なか)郡・御笠(みかさ)郡・席田(むしろだ)郡が合併して成立した郡。成立時の郡域には現在の福岡市中央区・博多区・南区・東区、春日市・大野城市・太宰府市・筑紫野(ちくしの)市が含まれ、町村数は二町二〇村。同四四年に住吉(すみよし)村が、大正元年(一九一二)に千代(ちよ)村が、同二年には堅粕(かたかす)村が町制を施行。大正元年警固(けご)村が福岡市に編入された。同四年豊平(とよひら)村の一部が福岡市、残りが堅粕町へ編入され、同一一年には住吉町、同一四年には八幡(やはた)村、昭和三年(一九二八)には堅粕町・千代町、同八年には席田村・三宅(みやけ)村が福岡市に編入された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報