成行村(読み)なりゆきむら

日本歴史地名大系 「成行村」の解説

成行村
なりゆきむら

[現在地名]大東町千浜ちはま

きく(国安川)下流左岸にあり、東は来福らいふく村。明応二年(一四九三)二月一三日の室町幕府奉行人連署奉書案(石清水文書)によると、「成行一色」が山城石清水いわしみず八幡宮祠官の新善法寺小法師丸に安堵されている。天正一七年(一五八九)七月七日の徳川家七ヵ条定書(岡田文書)が成行に下されている。慶長一一年(一六〇六)の如水外来福村等開発手形(笠原文書)によると、成行で新田開発が行われており、翌年から年貢を納めるよう定められている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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