日本歴史地名大系 「成願寺大坊」の解説
成願寺大坊
じようがんじたいぼう
[現在地名]三方町成願寺
高野山真言宗。大蓮山と号する。本尊は聖観音。永仁四年(一二九六)二月日の倉見庄実検田目録(大音文書)に成願寺とみえ、寺領は供僧田四反・彼岸田二六〇歩・公文儲田二四〇歩などに分れていた。旧名は之、則蒙
慈現
御建立にて延久享(ママ)暦年中の御寄進状御座候、其後天正の比迄堂社も有
之候へ共、検地以来寺領も被
召上
本堂も無
之寺地山林計御免に御座候」と記している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報