一宇(読み)いちう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

一宇
いちう

徳島県中北部,つるぎ町南部の旧村域。剣山 (1955m) の北に広がり,四国山地の北斜面にあたる。 1889年村制。 2005年貞光町,半田町と合体してつるぎ町となる。かつては南朝方の阿波山岳武士の拠点であった。剣山の北斜面は雨が少なく林業には不適で,タバコ,カキ,クリを産した。剣山登山口の一つで,一川沿いの国道 438号線が登山道となっており,近年は川沿いの景勝地を利用した観光開発が進む。貞光川に土釜の奇勝がある。郷土芸能の雨乞い踊りが知られる。

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デジタル大辞泉の解説

いち‐う【一宇】

《「宇」は軒・屋根の意》
一棟(ひとむね)の家・建物。「一宇の堂」
屋根を同じくすること。「八紘(はっこう)一宇

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大辞林 第三版の解説

いちう【一宇】

〔「宇」は軒あるいは屋根の意〕
屋根を同じくすること。一つ屋根の下に暮らすこと。 「八紘-」
一軒の家・建物。 「 -の御堂あり/平家 灌頂

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精選版 日本国語大辞典の解説

いち‐う【一宇】

[1] 〘名〙
① (「宇」は「のき」の意で、家を数える助数詞) 一軒。一棟(ひとむね)の建物。
皇太神宮儀式帳(804)「御船殿一宇」
※宇治拾遺(1221頃)四「その魚のぬしが家、ただ一宇、そのことをまぬかるによりて」 〔後漢書‐祭祀志上〕
② 屋根を同じくすること。「八紘一宇の精神」
[2] 〘副〙 (「家の中のものがこぞって」の意から) 全く。全然。一切。

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