日本歴史地名大系 「三方郡」の解説
三方郡
みかたぐん
県の西南部、若狭地方の東部に属し、東は敦賀市、西は
郡名は藤原宮出土木簡に「三方評」がみえ、平城宮出土木簡では「三方郡」となる。訓は「美加太」(「和名抄」東急本)。三方は三潟(三方・水月・久々子の三湖をさす)の意とも御潟(日向湖を加えた四湖の総称)の意ともいう(三方郡誌)。戦国時代には方位にちなんで美)・三方の三郷を記し、東急本は
家の二郷を加える。能登・三方は現三方町に、弥美は現美浜町に比定される。他の二郷の所在は不詳。「延喜式」神名帳に載せる神社は一九座(大一座・小一八座)。
〔原始・古代〕
縄文遺跡は三方町の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報