我か(読み)ワレカ

デジタル大辞泉 「我か」の意味・読み・例文・類語

われ

自分のことか。
「秋の野に人松虫の声すなり―と行きていざとぶらはむ」〈古今秋上
我か人か」の略。
「いとどなよなよと―のけしきにて臥したれば」〈桐壺

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精選版 日本国語大辞典 「我か」の意味・読み・例文・類語

われ【我】 か

  1. 自分なのか。自分のことか。
    1. [初出の実例]「あきののに人松虫のこゑすなり我かとゆきていざとぶらはん〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋上・二〇二)
  2. われ(我)か人か」の略。
    1. [初出の実例]「まみなどもいとたゆげにて、いとどなよなよと、われかの気色にて臥したれば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)

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