最新 地学事典 「戸室火山」の解説
とむろかざん
戸室火山
Tomuro volcano
金沢市内にある戸室・キゴ山と呼ばれる二つの黒雲母角閃石安山岩質溶岩円頂丘(いずれも底径1km,比高200m,体積5×107m3, SiO262%)からなる小火山。金沢市街地東方の第四紀大桑層・卯辰山層からなる丘陵上に噴出。周辺には同岩質の溶岩片を主とする降下火砕物・火砕流堆積物が存在し,溶岩円頂丘形成途上の爆発・崩壊があったことを示す。形成年代は約40~30万年前。戸室溶岩円頂丘は地震のためか約1.8万年前大崩壊し,岩屑なだれが浅野川に流入した。
執筆者:守屋 以智雄・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

