戸川猪佐武(読み)トガワ イサム

20世紀日本人名事典 「戸川猪佐武」の解説

戸川 猪佐武
トガワ イサム

昭和期の政治評論家



生年
大正12(1923)年12月16日

没年
昭和58(1983)年3月19日

出生地
神奈川県平塚市

学歴〔年〕
早稲田大学政治学科〔昭和22年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本文芸大賞現代文学賞(第3回)〔昭和58年〕「小説吉田学校」

経歴
読売新聞社に入社。政治部記者として首相官邸政党などを担当。ロンドン・モスクワ各特派員なども務め、昭和36年退社。テレビ解説者を経て、38年総選挙に神奈川3区から立候補したが落選。その後は保守政界に詳しい政治評論家として活動。特に自民党人脈を描いた著書の「小説吉田学校」はベストセラーとなり、映画化もされた。著書はほかに「日本の首相」「昭和外交史」「素顔の昭和」「悪の社会学」「政権争奪」「小説自民党対共産党」など。また57年のホテルニュージャパン火災の住人被害者の会代表をしていた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む