戸津野村(読み)とつのむら

日本歴史地名大系 「戸津野村」の解説

戸津野村
とつのむら

[現在地名]吉井町戸津野

中勢実なかせいじつ村の東にあり、北は黒本くろもと滝山たきやまに接する。標高三〇〇―四〇〇メートルの高地に位置する山村。慶長一〇年(一六〇五)備前国高物成帳(備陽記)仁堀にぼり庄に戸津野村とみえる。寛永備前国絵図では高二一一石余。貞享元年(一六八四)赤坂郡高目録(池田家文庫)によれば枝村は小枝こえだ村。「備陽記」は枝村として森影もりかげをあげ、田畠二六町九反余、家数五六(寺とも)・人数三一六。文化年間の「岡山藩領手鑑」では直高三五五石余、家臣三名の給地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android