所を去る(読み)トコロヲサル

デジタル大辞泉 「所を去る」の意味・読み・例文・類語

ところ・る

その場所を避けて他に移る。
「つれづれなるもの、所去りたる物忌み」〈・一三九〉
遠慮する。
「所り聞こえ給ふ御心深く」〈横笛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「所を去る」の意味・読み・例文・類語

ところ【所】 を 去(さ)

  1. その場所を避けて譲る。場所をあけて立ち去る。
    1. [初出の実例]「風ふけどところもさらず白雲は世をへて落つる水にぞありける〈凡河内躬恒〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・九二九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android