扇切り(読み)オウギキリ

デジタル大辞泉 「扇切り」の意味・読み・例文・類語

おうぎ‐きり〔あふぎ‐〕【扇切り】

扇を、腰に差した刀の柄頭つかがしらに立てておき、その刀をすばやく抜いて、扇が地上に落ちないうちに切る技。また、投げつけられた扇を指で払い落とす技。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「扇切り」の意味・読み・例文・類語

おうぎ‐きりあふぎ‥【扇切】

  1. 〘 名詞 〙 投げ扇の競技。刀の柄頭に扇を立てて、すばやく刀を抜いて扇が落ちないうちにその扇を切ること。また、投げつけられた扇を指で打ち落とす技。
    1. [初出の実例]「太郎信勝公、十一歳の時、〈略〉扇切(アフギキリ)いたせ、と太郎殿、御意の時、友野又一郎腰に指たる扇をぬく」(出典甲陽軍鑑(17C初)品四〇下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む