扇情(読み)センジョウ

精選版 日本国語大辞典 「扇情」の意味・読み・例文・類語

せん‐じょう‥ジャウ【扇情・煽情】

  1. 〘 名詞 〙 感情、情欲をあおりたてること。
    1. [初出の実例]「盗人に対ひ、妾の家へでも飛び込み美しい寝顔などを見たとき、ほんに泥棒はええ商売やとおもひなはるやろなあと煽情の言を弄するところがある」(出典:寄席風俗‐先代桂春団治研究(1942)〈正岡容〉)

扇情の補助注記

「扇情」は「煽情」の書き換え。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む