手に合わない(読み)テニアワナイ

デジタル大辞泉 「手に合わない」の意味・読み・例文・類語

わ◦ない

自分能力では扱いきれない。手に余る。手に負えない。「ギリシャ語となるとどうにも―◦ない」
手になじまない。「―◦ない包丁

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手に合わない」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に=合(あ)わない[=合(あ)わず・=合(あ)わぬ・=合(あ)わん]

  1. 自分の力ではどうにもならない。処置に困る。手に余る。
    1. [初出の実例]「仕懸たる子の手に合ぬ雪こかし」(出典:雑俳・折句大全(1803))
  2. 戦功がない。
    1. [初出の実例]「合戦に、手にあはざる衆、手柄の武士共にも、上中をさたして饗応を仕るに」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品二六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android