精選版 日本国語大辞典 「手棹」の意味・読み・例文・類語 て‐ざお‥ざを【手棹】 〘 名詞 〙① 船具の一つ。物をよけるのに使う、水棹(みさお)より短いさお。船がすれ違う時、向こうの船に突っ張って隔てるのに用いる。[初出の実例]「高しほになるとこぐめる友舟の蜑の手棹はまなくとらなん」(出典:鹿苑院殿厳島詣記(1389))② あまり長くない手ごろな長さのさお。[初出の実例]「朶(えだ)なからかち栗となす手棹(サホ)哉〈貞盛〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例