手谷村(読み)てたにむら

日本歴史地名大系 「手谷村」の解説

手谷村
てたにむら

[現在地名]勝山町月田つきだ

月田川に注ぐ手谷川に沿った小平坦地に開けた村。北は宮原みやはら村、東は大畝山、南は和田わだ村、西はこうげ村。芝村の西にあるさくら桑林くわぶろの集落は当村の枝村という(勝山町史)。大谷には七尋瀑がある(作陽誌)。中世末期、広峯ひろみね神社(現兵庫県姫路市)御師の檀那場で、天文一四年(一五四五)二月吉日の檀那村付帳(肥塚家文書)に「つきたの内 てたに村 竹内助三郎殿」「さくらしは」「くわふろ」がみえ当地の地名にあたるとみられる。「作陽誌」によれば月田七ヵ村の一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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