才太郎畑(読み)サイタラバタケ

デジタル大辞泉 「才太郎畑」の意味・読み・例文・類語

さいたら‐ばたけ【才太郎畑】

地獄極楽との間にある、また、この世とあの世との間にあるとされる畑。
「―のかがしかと、見るに付け聞くにふれ、あの世にたぐふぞあぢきなき」〈浄・二つ腹帯
どっちつかずであること。中途半端なこと。
「下劣のたとへに―と申す如く…物をならへど末とほらず」〈甲陽軍鑑一二
1の意から》江戸時代、大坂千日寺の火葬場の東にある空地の俗称。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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