才弾ける(読み)サイハジケル

デジタル大辞泉 「才弾ける」の意味・読み・例文・類語

さい‐はじ・ける【才弾ける】

[動カ下一]小利口で生意気である。また、利口で機転がよくきく。「幼いときから―・けていた子」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「才弾ける」の意味・読み・例文・類語

さい‐はじ・ける【才弾】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
  2. 出しゃばって余計なことをする。
    1. [初出の実例]「五六寸お針の留守にさいはじけ」(出典:雑俳・柳多留‐六(1771))
  3. 小利口でなまいきにふるまう。こましゃくれる。
    1. [初出の実例]「小娘のいとさゐはじけたるを」(出典:滑稽本・仁勢物語通補抄(1784))
  4. 利発にふるまう。利口なようすが現われる。
    1. [初出の実例]「主人の殿正夫ぬしは、〈略〉頗る怜悧(サイハヂ)けてましますのみか」(出典:諷誡京わらんべ(1886)〈坪内逍遙〉一)

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