打ち屈ず(読み)ウチクンズ

デジタル大辞泉 「打ち屈ず」の意味・読み・例文・類語

うち‐くん・ず【打ち屈ず】

[動サ変]うちくっす」の音変化。
「かかる者は、―・じたるこそあはれなれ、うたても華やかなるかな」〈能因本枕九一

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精選版 日本国語大辞典 「打ち屈ず」の意味・読み・例文・類語

うち‐くん・ず【打屈】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙 ( 「うち」は接頭語。「くんず」は「くっす」を撥音に表記したもの ) =うちくっす(打屈)
    1. [初出の実例]「かかる者はうちくんじたるこそあはれなれ」(出典:枕草子(10C終)八七)

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