打ち赤む(読み)うちあかむ

精選版 日本国語大辞典 「打ち赤む」の意味・読み・例文・類語

うち‐あか・む【打赤】

  1. ( 「うち」は接頭語 )
  2. [ 1 ] 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 (喜び、怒り、恥ずかしさのため)顔などが赤くなる。
    1. [初出の実例]「うちあかみ給へる顔、いと、をかしげなり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 (喜び、恥ずかしさなどのため)顔を赤くする。
    1. [初出の実例]「おもてうちあかめて、なに事か侍らむといらへ給ふ」(出典:落窪物語(10C後)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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