デジタル大辞泉 「打ち麻を」の意味・読み・例文・類語 うちそ‐を【打ち▽麻を】 [枕]《「を」は間投助詞》「をみ」にかかる。うつそを。「―麻続王をみのおほきみ海人あまなれや」〈万・二三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「打ち麻を」の意味・読み・例文・類語 うちそ‐を【打麻を】 枕 ( 「そ」は麻(あさ)。「を」は間投助詞 ) (繊維をとって糸を作るために)打った麻から麻(を)(=麻糸)を績(う)むところから「麻(を)績(う)む」と類音を持つ「麻績王(おみのおおきみ)」にかかる。[初出の実例]「打麻乎(うちそを)麻続王海人なれや伊良虞(いらご)の島の玉藻刈ります」(出典:万葉集(8C後)一・二三)打ち麻をの補助注記用例の「打麻乎」を「うちあさを」「うつそを」などと訓む説もある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例