打為(読み)うちす

精選版 日本国語大辞典 「打為」の意味・読み・例文・類語

うち‐・す【打為】

[1] 〘自サ変〙 (「うち」は接頭語) 雨などがさっと降る。
蜻蛉(974頃)中「風いとさむく、しぐれうちしつつ」
[2] 〘他サ変〙 (「うち」は接頭語) ある行為をする。無造作に物事を行なう。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「ほととぎすのほのかに声うちしさみだれたるころほひのつとめて」
今昔(1120頃か)二九「我にも非(あら)装束打してぞ馬に乗て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android