うち‐たて【打立】
- 〘 名詞 〙
- ① 戸に打って錠をかける、頭が環状になった金物。
- [初出の実例]「鏁打立二枚 頭径一寸三分」(出典:延喜式(927)四)
- ② 鼓などの打ち初め。
- [初出の実例]「うちたては乱声(らんじゃう)なるべし」(出典:習道書(1430))
- ③ 何かを打ってすぐの状態。また、そのもの。
- [初出の実例]「凡て蕎麦は打立てを喰はんければ不可ん」(出典:落語・お蕎麦の殿様(1894)〈禽語楼小さん〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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