…着物の上に着る短い上衣。外に折り返った衿が前裾までつづきひもを通すための乳(ち)をつける。袖丈は着物とあわせて両脇に襠(まち)をいれ,前身ごろには前下(まえさがり)をつける。折り返った衿で,前を打ち合わせない形態は,日本の服飾品のなかでは平安時代の十二単(じゆうにひとえ)の唐衣(からぎぬ)だけである。起源については南蛮服,直綴(じきとつ),胴服,十徳(じつとく)からという諸説がある。語源は〈放(はふ)り着る〉が転訛(てんか)して〈羽織〉の字があてられたという。…
※「打裂羽織」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...