打路木村(読み)うつろぎむら

日本歴史地名大系 「打路木村」の解説

打路木村
うつろぎむら

[現在地名]君津市広岡ひろおか

朝柄あさがら村の北東にある。小櫃おびつ川を西に越えて小坂こさか村への道が通る。現館山市島田三郎左衛門氏所蔵の応永九年(一四〇二)九月一四日付鰐口銘に「宇津路木熊野鰐口」とみえ、宇津路木の熊野社に奉納された。宇津路木は当地にあたるかと思われるが確証はない。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳には「窪路木」とあり、高一〇八石。寛文四年(一六六四)の土屋利直領知目録(寛文朱印留)に打路木村とみえ、久留里藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android