打麻を(読み)うちそを

精選版 日本国語大辞典 「打麻を」の意味・読み・例文・類語

うちそ‐を【打麻を】

(「そ」は麻(あさ)。「を」は間投助詞) (繊維をとって糸を作るために)打った麻から麻(を)(=麻糸)を績(う)むところから「麻(を)(う)む」と類音を持つ「麻績王(おみのおおきみ)」にかかる。
万葉(8C後)一・二三「打麻乎(うちそを)麻続王海人なれや伊良虞(いらご)の島の玉藻刈ります」
[補注]用例の「打麻乎」を「うちあさを」「うつそを」などと訓む説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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